こんにちは、かんです!
先日、不登校の親の会に参加させていただきました!
そのときの様子や感じたことについてご紹介します。
不登校親の会の様子
会を運営するスタッフの方は、不登校の子どもを育てた経験のある先輩保護者の方々。
今回の参加者は、現在子どもが不登校の母親2名で、こぢんまりとした温かな空間でした。
保護者の方のお悩み
・ゲームしているときはイキイキしているのに、学校には行かないし勉強もしないし、このままゲームばかりさせていていいのか。
・不登校について調べると、「親の接し方が悪い」とあったりして落ち込む。
・わたしが勉強を教えられないし、仮にわたしが教えても子どもは素直に聞かないと思うし、どうしたらいいのか。
など、リアルな声をたくさん伺うことができました。
先輩保護者からのメッセージ
・不登校っていう人生を歩んでいるんだと思えば、自分の気持ちが楽になった。
・「その子の生き方」として認めてあげることが大事かもね。
・親が信じて待ってあげると、子どもはエネルギーが溜まったら動き出すから安心して。
など、心強い経験談やエールが送られていました。
今回参加した感想
元不登校の視点から、今回の会に参加して考えたことや感じたことをまとめてみます。
保護者が思いを吐き出せる場所は大切
うちはうち、よそはよそ、と思っていても、ママ友や職場のひとと話すとどうしても見えてくるそのご家庭事情。
「学校に行くことが普通」と思われている現在の日本教育のなかでは、
「子どもが学校に行けない」と話すことに抵抗感を持つのは当たり前のように思えます。
しかし、だからといって保護者が悩みや不安を吐き出せないのはおかしい。
今回実施された会は月に1度という頻度で、アットホームな環境とはいえ
はじめの1歩を踏み出すのにはかなり勇気がいるように感じました。
まずは1歩を踏み出しやすい環境整備が求められていると改めて実感しました。
わたしだからこそできる保護者への支援
わたしが、学校に苦しさを覚えて行けなくなってから約10年ほどが経過し、
さまざまな経験をしたからこそ客観的に当時の状況を言語化できるようになりました。
当時はなかなか自分の気持ちが自分でもわからなくて、
だから周りにも伝えられなくて、わたしも周りもどうしたらいいかわからなかった。
わたしが感じたことが絶対にいま不登校になっている子の思いとリンクするわけではないのは前提です。
しかし、経験したからこそ、実際に感じたからこそ「わたしはこう思った」とお伝えすることができます。
そのうえで、自身の経験とこれまで支援させていただいた経験から、
お子さんの状況に応じて「もしかしたらこう思われているのかもしれない」とお伝えすることもできるかもしれません。
先輩保護者からの意見が力強く参考になるものであれば、
先輩不登校児としても話ができる場って需要あるかも、と気づくことができました。
まとめ
今回は、「親が子どもを信じて待つ」ことが大切だという意見に全員が頷いていました。
わたしも同意見です。
元不登校児としても、母親がわたしのペースを尊重してくれるようになってから少しずつ落ち着いたように思います。
しかし、親にとってはつらいことです。
いつまで待てばいいのか、本当に待っているだけでいいのか、
暗闇のなかをひとりぼっちで歩いているように思うのではないでしょうか。
親が子どもを信じて待つためには、やはり保護者の悩みや不安を話せる居場所が必要だと感じます。
はてなーるで大事にしていきたい、「ご家庭まるごと伴走」の有用性が感じられた会でした。
引き続き、整備を進めていけたらと思います。